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開幕投手は東と発表 6年連続で左腕

横浜DeNAベイスターズは10日、25日にハマスタで行われる開幕戦の先発投手は東克樹と発表した。東は2月26日のオープン戦初戦で登板し、2回無失点の投球以降は登板がなく、ケガなどを心配する声もあったが、突然の開幕投手発表となった。

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今永の離脱で白羽の矢

3月4日の出陣式では、今永が開幕に間に合わないため開幕投手は未定と話していた三浦監督だが、実際のところはほぼ決めていたのではないか。トミージョン手術明け、最初となる開幕からのフルシーズンで開幕投手を任せる決断をした。

もともと開幕投手の本命は今永で、東と大貫が争いに加わるかという予想だったが、今永が左腕の炎症で離脱。東も大貫も沖縄でのオープン戦で登板し、翌週となる先週末はハマスタでのオリックス戦に登板し、調整を進めると見られていた。

5日のオープン戦の先発が三浦になったのは、やはり東の登板回避だったようだ。そこについては、疲労があったので間を空けたと三浦監督がコメントしている。少し気にはなるが、総合的に問題ないと判断したということなので、信じるほかない。

最終的には前日の9日に決めて東に伝えたということだが、実際のところはキャンプ途中で今永が離脱したことで東を第一候補として考えていたはずだ。それもおかしくないくらい、ブルペンでも良いボールを投げていたし、キャンプでのBP、練習試合の登板も良かった。

大貫も良かったし、東が疲労で登板回避したことから迷ったと思うが、練習の様子やブルペンでの投球も確認しての決断だろう。

2017 石田健大
2018 石田健大
2019 今永昇太
2020 今永昇太
2021 濵口遥大
2022 東克樹

ベイスターズの開幕投手は、6年連続で左腕が務めることになった。左腕王国を築きつつあると言われて数年。東が新人王を獲得して左腕カルテットと言われたが、全員が開幕投手を経験することになる。ここ2年は今永が開幕に不在という形になったが、来年も今永を軸に、坂本も含めて左腕が続くのか、今年も落選となってしまった大貫がその座に就くか。近い将来、ベイスターズの開幕投手と言えば小園という時代が来るだろうか。

東にとっては初めての経験なので、当然緊張もするだろうが、そういう舞台で力を発揮できる投手になって欲しい。過去5年で勝てたのは2019年の今永だけ。開幕戦にはあまり良いイメージはないが、好投を期待したい。

開幕投手を公表したので、11日の静岡草薙での楽天戦に先発し、18日の札幌ドームで最終登板をして25日の開幕戦に備えると思われる。残り2回の登板で良い調整をして臨んで欲しい。

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開幕ローテーションはどうなる?

開幕投手が東と発表されたが、残りの5枠はどうなるだろうか。ここまでのオープン戦から判断すれば、大貫は確定、ロメロ、坂本もほぼローテ入りを決めた状況。石田が9日に5回を投げたので、次回登板も結果が出れば開幕ローテーションを掴みそうだ。残りを濵口、上茶谷が窺い、三浦も先発としてテストが続く。

ファームで調整している阪口、京山、宮國、有吉、ピープルズにもチャンスはあるだろう。ただ、現状では前述の8人から6人を選ぶことになりそうだ。徳山は登板がないから静岡に帯同しないのかと思っていたが、ファームに合流することが発表された。このタイミングということは、しばらくファームで経験を積んでという考えなのかと思う。

25金 C(横浜) 東
26土 C(横浜) 大貫
27日 C(横浜) 石田
29火 D(ナゴ) ロメロ
30水 D(ナゴ) 坂本
31木 D(ナゴ) 上茶谷

オープン戦の最後の登板まで観なければ何とも言えないが、現時点ではこのような感じか。静岡の遠征メンバーに上茶谷が入っているので、素直に考えると週末の先発が考えられるが、石田がハマスタのマウンドで好投したことと、左右のバランスを考慮して入れ替えている。

広島は西川、坂倉、小園、林、松山とベイスターズがやられている打者に左が多い。ただ、石田はそれほど左打者を抑えている投手ではないが。ラミレス監督ではないが、石田は広島工出身ということもあって、広島戦に強いというイメージもある。ロメロ、坂本は中日戦で相性が良いので、現在の調整通り火曜からのカードで先発すると予想する。

大貫を中日戦の頭にという考えもあるだろうが、現状で4本柱は今永の代わりに坂本が入る状況で、カードを分散するならば、オープン戦の登板通りに週末のカードで先発する方がバランスが良さそうだ。

上茶谷と濵口が最後の枠を争うが、現状の結果とボールから考えると、上茶谷かなと思う。オープン戦が終わったところで再び予想してみたいと思う。

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