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第2クール最終日は早めに切り上げ

横浜DeNAベイスターズの春季キャンプ第2クール最終日は、バッティングを中心としたメニューをこなし、少し早めに切り上げて英気を養った。ブルペンでは三嶋が投げ込み、小園が先輩の投球を間近で見学。宮崎やソト、オースティンが屋外でノックを受けた。

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三嶋、新球シュートに手応え

この日はクール最終日で、8投手がブルペンで投球を行った。ピープルズ、ロメロ、エスコバーの外国人3投手が今キャンプ初のブルペン入り。一番最初に投げ始めたピープルズは早めに切り上げた。ロメロ、エスコバーはマウンドの感触を確かめるようにゆっくりと投球。第3クールから少しずつギアを上げて行きそうだ。

最初の組は山崎、三嶋も投げていたが、二人は2組目の東、伊勢、入江が投げ始めても投球を続けていた。特に三嶋は、第2クールは4日間で3日ブルペン入り、150~200球を投げ込む計画を立てていたそうで、予定通りにこなした。

今年は新球としてシュートを習得しており、今後の実戦で試していくことになりそう。ブルペンでは手応えを得ているようだが、シュートを織り交ぜた配球で打者がどう反応するかが重要。もともとストレートがシュート回転して甘く入り、痛打されているタイプなので、フォーシームのストレートを投げる際に影響がないかも気になる。

かつて盛田氏がそうだったように、シュートピッチャーは右打者としては怖さがある。特に盛田氏のシュートは武器で曲がりも大きかったから、そこまでではないにしろ、打者に意識させるだけでも違ってくる。右打者はインサイドのシュートに注意しながら、アウトサイドのスライダーを見極める必要が出て来る。左打者にも逃げる球として使えるのか、注目したい。

このブルペンを見学したのが小園。もともと今キャンプで1軍メンバーに入れた一つの目的として、他の1軍の投手が投げるボールをブルペンで学ぶというのがあった。合流が遅れたため、小園自身がブルペン入りするのはまだまだ先になりそうだが、プロのボールを間近で見るという機会もそんなにあったわけではないだろうから、体感できたことは今後の彼の成長にも影響を与えるだろう。

三浦監督からどうだと言われ「やばいです」と答えたあたりは今時。小園も近い将来「やばい」球を投げていると言われるような存在にならなければ。球速という意味では小園も最速152キロをマークしているが、自分のボールを後ろから見ることはできないので、こんな感じなのかと思ったはず。

そして、球速よりもベース付近での速さ、強さに感銘を受けたようだ。スピードガンの初速よりも、バッターの手元でどんなボールが行くか。小園もホップ成分が多く、バッターの手元で伸びるストレートを投げると言われているが、そのことを改めて重要と認識できただろうか。

来週以降、小園がこのブルペンでどんなボールを投げるのか、楽しみだ。

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オプティトラックは4投手が計測

これまで今永、大貫、山崎が解析を受けたオプティトラック。この日は、石田、濵口、徳山、三浦が撮影を行った。

解析結果からすぐに結果に結び付けられるわけではないだろうが、感覚的なものだけでなく、数値の裏付けも学ぶことができる。昨年は育成契約で入団した宮國もオプティトラックで解析して良くなったと言われている。もちろん、同じく宮國にアドバイスを送った、小谷アドバイザーの熟練した感覚というのも合わせて、良い投球ができるようになってくれればと思う。

濵口も動作解析を受けたが、コントロールのバラつきも解析から糸口が見つかると良いのだが。

NHKベースボールのTwitterでも徳山がオプティトラックで撮影される様子が動画で紹介されていた。なにかに似ているというのは、やはりモジモジくんか?このあたり、世代によって分かれそうだ。

徳山は、早稲田大学時代にも何度か動作解析は受けていたようだが、プロで1年間を投げ切るために負荷がかかっている箇所などを理解し、自分の投球スタイルを見て行きたいと語っていた。

もう一人のルーキー、三浦銀二はベイスターズの公式Twitterで身体能力の高さを示す動画が紹介されていた。

体の柔らかさもあるし、バク転を連続でできるくらいバランス感覚も良い。ブルペンでもバランスのいいフォームで投げているなと感じたが、打者相手にどんなボールを投げるのか、来週以降の実戦が楽しみだ。

この日は朝方の雨で午前中はメイングラウンドが使えず室内での練習となった。昼頃には晴れ間が覗き、大田、宮崎、ソト、オースティンが屋外でノックを受けていた。ここまで別メニューで調整し、ランチ特打のみメイングラウンドで行っていたが、次のクールあたりからは通常メニューに入って来そうだ。

練習量も確保できていることからコーチ陣とも相談し、この日は早めに切り上げて夕方から回復に努めることになった。コロナ対策に神経を遣いながら、キャンプ7日目というところで、ちょうど良いメリハリになったのではないか。

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三浦監督「中身が濃い第2クール」

三浦監督は第2クールについて、順調に来ていると手応えを感じている様子。雨天の日も多かったが、室内やブルペンなどで予定通りに練習量を確保できているとした。確かに個別以外の練習時間も長くなったし、これまでにない練習もできていた。

打球が当たり心配された楠本も、この日は通常メニューでバッティングも行っており心配はなさそう。コロナに感染あるいは濃厚接触者となった選手も多くが戻って来ており、問題はなさそうだ。

10日から第3クールに入る。12日(土)には今キャンプ初の実戦となる紅白戦も予定されている。天気が心配ではあるが、ファームからも選手が参加し、アピールの場にもなる。今のところ雨予報だが、何とか試合ができるくらいに持ってくれれば。

キャンプの折り返し地点に向けた第3クールは、それ以外の練習日も実戦を意識したメニューが増えるはず。特に石井コーチがどんな練習をさせて来るか、注目したい。

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