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初回3点は重過ぎる 濵口続投に執念感じられず

04/11 東京ヤクルト6-3横浜DeNA(神宮)

濵口は初回、2アウトから山田に二塁打を打たれ、村上には先制2ランを浴びた。さらに連打で1点を失い、初回から3失点。5回には連続四球でノーアウト満塁のピンチを招いて降板。結局、5回途中で6失点。打線は苦手のサイスニードから2点を取るのがやっと。先発投手の好投が途切れて連勝は4でストップ。

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ポジ [Good]

林が待望のプロ初ヒット。サイスニードのインサイドへのカットボールに押されながらも振り切り、レフトの前に落ちた。駒沢大時代に慣れ親しんだ神宮での初ヒットとなった。出場8試合目23打席目での達成ということで、かなり産みの苦しみを味わったが、やっと一歩踏み出せた。

牧の打席ではプロ初盗塁も決めた。今季チームとしても初盗塁となり、足でも魅せた。7回には四球を選んでチャンスを拡大しており、なかなかヒットは出ていないが、2番抜擢に応えている。京田もバットで結果を出しているので争いは厳しいが、何とかしがみ付いて行きたい。

桑原が今季1号。サイスニードのストレートを狙い打ち。ストレートへの強さを示した。6回には犠牲フライでこの日2打点。5番という慣れない打順に入っているが、何とかこなしている。バッティングの状態は悪くないので、任された役割を果たしてチームに貢献し続けたい。

9回2アウトから代打で登場した大田も今季1号を放った。これが2023年の初ヒット。出番があるかどうかも分からない中で準備し、最後の最後でも集中力を持って打席に入れたことは素晴らしい。大田としてもレギュラーではない中で、雑な打席にするわけにはいかない。翌日が左腕の高橋ということもあり、スタメンに向けて良いアピールになったのではないか。

宮崎が球団タイ記録となる5試合連続の二塁打。ありそうで意外とない記録のようだ。2021年に大和もマークしているというのが意外ではあるが、いわゆる中距離ヒッターの宮崎らしい記録なので、新記録をマークしてチームを勝利に導いてもらいたい。

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ヤジ [Bad]

本人も悔しいだろうし、情けないと思っているだろうが、初回の濵口の投球で試合の行方がほぼ決まってしまった形。

2アウトランナーなしから、というのは関係ないと思っている。アウトカウントがどうだろうが、ヤクルトの中軸に連続長打を浴びることはある。ただ、村上の2ランはやむを得ないとして、さらにオスナと中村の連打で3点目を与えたことは残念だし、防いで欲しかった。

さらに2回は投手のサイスニードのヒットから失点。2点で何とか凌いで行けば試合になるところ、2回までに4点取られてしまっては。開幕4連敗と同じく、先発投手が失点を防ぎ切れず、大量失点となるパターン。9日は初回6点の猛攻はあったが、現状打線の得点力がそれほどあるわけではないので、この展開にしてしまうと苦しい。

せめて先発投手の責任として5回まで投げて欲しいというのがベンチの思いだろう。濵口は立ち上がりに失点しても、中盤で立ち直って5回、6回まで投げることも多い。3回、4回はノーヒットで来たので、5回も投げさせたのだろう。

ただ、5回表は先頭で打席が回っている。6連戦の最中だったら続投は賛成なのだが、このカードは2連戦。しかも先週金曜も中止となり、先発投手の頑張りでリリーフもそれほど登板させていない。上茶谷と坂本が交互にベンチを外れる状況でもあり、5回から継投に入っても良い状況は整っていた。

5回裏に濵口がノーアウト満塁を招いた結果論での話になってしまうが、結局ピンチでリリーフに慣れていない上茶谷を登板させるなら、早めに継投に入った方が良い。ピンチだったら森原を投入するなら別だが。先発は5回まで投げさせるという固定観念なのか、2回までの4失点で諦めていたのか、反撃して流れを変え、このゲームを取るという意思は感じない采配だった。

濵口は、先週のホーム開幕戦の2回までは素晴らしいと思ったのだが、結果としては2戦連続で試合を壊した。初回の4連打も全てストレートで、ストレートが高いし威力がないので変化球も決まらず、自信を持って投げ込めないから歩かせてしまう。平良を外していて、大貫は今週、今永は来週に戻るという状況で来週も5試合。このまま濵口をローテーションに残す状態ではないように思う。今のまま投げても来週、再び戸郷との投げ合いで惨敗になるのは目に見えている。どういう決断を下すか。

初回に3点を奪われ、追いかける展開になったことが最大の敗因ではあるが、打線もチャンスで一押しができなかった。チーム防御率が0点台、苦手のサイスニードではあったが、もう少し工夫が欲しかった。

桑原のソロで1点を返した2回表、関根と戸柱のヒットから濵口が送ったが佐野が三振。3回表は林がヒットで出塁し、牧の打席で盗塁を決めたが、3者連続ファウルフライと中軸が完全に力負けした。

6回は宮崎、牧の連打でノーアウト1、3塁としたが、桑原の犠牲フライによる1点に留まった。7回も京田のヒットと林の四球でチャンスを作るも宮崎が凡退。ホームランは2本出たがいずれもソロで得点が伸びなかった。

ピンチの場面で踏ん張れるというのが、チーム防御率0点台をマークするヤクルト投手陣の良さなのだろうが、チャンスがなかったわけではないので、そのあと一歩が届く野球をして行きたい。

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キジ [Other]

あくまでもまだベイスターズと戦っていない、先週までの数字ではあるが、9試合で19点しか取れておらず、打率も.168ながら、防御率0.77という驚異的な数字で勝ち進んで来たヤクルトが相手。投手がいかに抑えて得点チャンスをものにするかというところで、いきなり初回3点では終わってしまう。

それでも、桑原と大田のホームランなどでよく3点取ったと思う。それだけに、最少失点で投手が乗り切ってくれればというところだった。連勝はいつか止まるが、開幕4連敗と同じ負け方で印象も悪い。

まだ4カード目に入ったところではあるが、セ・リーグは前評判通りヤクルト、阪神が非常に良い戦いをしており、読売と中日がかなり苦しい。DeNAと広島は良くもなく悪くもなくという感じで、2強に負けた分を2弱で取り戻して5割前後にいるといった感じ。

読売は戸郷、中日は高橋宏のWBC組は非常に良いので、ここと当たらずに連勝できたチームが上へ行く感じになるか。DeNAとしては、まだ勝てていない阪神、ヤクルトに対してどこまで勝ち星を取れるかといったところ。今週苦戦するようだと早くも2強と離れてしまいそうだ。

2連戦だけに、12日もヤクルトに敗れてしまうと苦しい。まだビジターで勝てていないが、何とか1つ勝ってハマスタへ戻りたい。東が前回のような投球ができれば、勝機も見えて来るかも知れない。

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