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牧が紅白戦出場へ ブルペンの投球で目慣らし

横浜DeNAベイスターズの春季キャンプ第2クール2日目は、前日に引き続き、投手陣と捕手、内野手はバントシフトなどのサインプレーを確認した。WBCに出場する牧は、ブルペンで打席に立ち、投球に目を慣らせた。宜野湾をOBの佐々木主浩氏が訪問し、ブルペンでフォークのアドバイスをするシーンもあった。

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WBCに向けて実戦での調整

牧がブルペンに入り、伊勢や入江などの投球に対して打席に立ち、目を慣らした。昨年、オースティンもキャンプでやっていたが、打撃投手のボールと実戦のボールは異なる。試合で対戦するチャンスは限られるが、ブルペンでの投球を見て、タイミングを取ることで調整ができる。

「実際の球を見られて、少しずつ感覚も良くなってきたと思います」とコメントし、伊勢のアウトサイド低め一杯のボールには、「本当に前に飛ばないんじゃないかなというくらい強い球を見れたので良かったかなと思います」と収穫を強調した。

第3クールは、11日に紅白戦、12日に浦添でヤクルトとの練習試合があるが、いずれも出場の意向。ケガの怖さはあるが、3月9日に本番を迎える今年は早めの調整が必要。チームの4番で主軸であるが、大卒3年目なので、WBCがなくてもこの2試合には出場していたとは思うが、他の選手よりも少し早い調整段階となるだろう。

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大魔神のフォークをアドバイス

OBの大魔神・佐々木氏が訪問し、ブルペンで投手陣をチェックした。三浦監督や自身も若手時代に指導を仰いだ小谷アドバイザーと話ながら、投球に視線を送った。

石田はチェンジアップを使う投手だが、落ちるボールの使い方という観点で話を聞いたそうで、収穫があったようだ。上茶谷は以前にも聞いていたような気はするが、フォークの投げ方をアドバイスされていた。カット、スライダーが多い上茶谷だが、空振りを取りたい時にはフォークが必要になる。最近は試合であまり投げていないが、精度を上げて打者を困らせるボールにしたい。

入江にもフォークをアドバイスした佐々木氏は、森原、橋本にも室内練習場で秘密のレッスンを行ったとのこと。権藤さんもよく語っているが、佐々木氏のフォークは回転しており、ストレートとの見極めが難しかったという。握りやボールの抜き方を真似ても、なかなか同じボールにはならないと思うが、コツのアドバイスを受けることで、自分なりのフォークボールを完成させてもらえばいいと思う。

投手と内野がサインプレーの確認中、メイングラウンドでは小池コーチの発案で、外野の2ポジションの真ん中あたりに落ちる打球に対して、声を掛け合って捕る練習をしていた。声出しが再開されることに合わせて、ここ数年静かだったスタンドとは違って来る。

さらに、捕球した後にバックアップに入った選手へトスして代わりにスローイングするという動きも入れていた。捕球体勢によってはこの形で投げた方が良いケースもある。コーチもさまざまなことを想定し、練習メニューの作成に取り組んでいる。

3日間の第2クールは9日が最終日。メイングラウンドで投手も含めた守備練習に多くの時間を割くスケジュールになっている。ランチ特打では濵口と笠原の両左腕が登板する。休み前ということもあり、居残り特守は、ソトも含めて捕手、内野手はほぼ全員と言った感じ。投手陣も数名がサブグラウンドで特守の予定。

第3クールの11日からは紅白戦を皮切りに実戦が入って来る。その前に細かいプレーを練習で確認しておきたい。

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