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濵口が182球の投げ込み 三嶋はBP登板で151キロ

横浜DeNAベイスターズの春季キャンプは、A班、B班ともに第3クールの最終日を迎えた。A班では、濵口がブルペンで182球の投げ込みを行った。B班では三嶋がライブBPに登板し、151キロをマークした。また、オースティンが来日し、15日からA班に合流することが発表された。

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新球は「スイーパー」

午前中はメイングラウンドでゲーム総合プレーとして、若手投手も参加して実戦的な練習が行われた。投手が偽投し、ノッカーがランダムに打球を放ち、守備もその打球に合わせて動き、ランナーが走る。ベースカバーやランナーを進ませない動きなど、実戦の中で起きうる状況を再現し、プレーを確認した。

ブルペンでは、濵口の熱投が注目を集めた。100球までストレートを中心に力投し、疲れて来たところで変化球を交えた。オフにアメリカのトレーニング施設で習得した新変化球、スイーパーも投げ込んだ。横に曲がるカーブのイメージで、濵口のスライダーはカット気味に小さく曲がるので、曲がりの大きい変化球として配球の幅を持たせたいようだ。

170球を投げ、さらに12球を追加した。結局、182球の投げ込み。3日間という第3クールだが、休日前に納得が行くまで投げ込んだ。これには三浦監督も「金が取れる投球。1球1球、意図を持って投げていた」と絶賛した。ここから試合に向けて調整し、週末か来週の練習試合で実戦の段階に移るだろう。自身2度目の開幕投手も視野に入れつつ、ローテーションの軸として開幕を迎えたい。

投手陣はサブグラウンドで特守、メイングラウンドでは頭部死球で心配された森も含め、ロングティーの特打と特守、特走が行われ、休み前の練習を締め括った。

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三嶋は新球チェンジアップ

B班の奄美では、田中健、三嶋、加藤がライブBPとして登板した。

三嶋は、黄色靭帯骨化症から復帰を目指す中で、今季初めての打者との対戦。トラックマンで151キロをマークしたという投球を見せた。まだ映像で観られていないが、復帰に向けて順調な調整ができているようだ。

単純に難病にかかる前に戻そうというのではなく、さらに進化させる意気込みが伝わって来る。昨年、ファームにいる間は、法大の後輩である石川にチェンジアップを習って新球として取り入れた。三嶋と言えば、球威あるストレートとスライダー、フォークと基本的に速球系が多い。ここにタイミングをずらすチェンジアップを加えればより奥行きを使った配球も可能になる。

それだけではなく、奄美では今永のスライダーを参考にして、横に滑るような軌道に修正しているという。復帰して活躍し続けた投手があまりいないという難病に苦しめられながらも、全く気力は落ちていない。三嶋投手にエールを、というそのチームメイトやファンの思いが、三嶋の背中を強く押しているのだと思う。

何より、三嶋は幾度となく逆境を跳ね除け、失敗しながら、時間をかけながら、ここまでやって来た。素晴らしいボールを投げる投手だが、その才能だけでやって来たわけではなく、多くの苦しみを経験しながら乗り越えて来た。何としてもハマスタのマウンドに戻る、この病気を克服したいという思いを感じる。再びハマスタのマウンドに三嶋が立つ日を信じて待ちたい。

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オースティン合流、リハビリへ

オースティンが来日し、14日に宜野湾入りの予定。15日からA班で練習に合流する。昨年10月に右肘の靭帯修復術を受けており、リハビリになると思われる。日本時間の12日夜には、Instagramで奥さんとともにアトランタの空港でI☆YOKOHAMAのタオルを掲げる様子をアップし、SOONと来日を示唆していた。

どういう状態なのかは分からないが、外野での出場ができる方向性でリハビリとなっていれば良いのだが。昨年4月の手術後は、長い距離でボールを投げることもままならなかったということなので、そこが改善されていることを祈る。

一番は送球が問題だったと聞くが、バッティングに影響がなかったとも思えない。それでも存在感は大きかった。今年は少し遅れてでもスタメンで出場できる状態で戻って欲しい。

パスポートの盗難被害に遭い、再発行とビザの再取得をしていると思われるガゼルマンは、まだ来日する様子がない。水際対策も緩和されており、それほど再入国に支障があるとは思えないがどうなのだろう。ガゼルマンの方こそ、初めてのキャンプなので半分は参加して欲しかったのだが。来日できない期間はしっかりトレーニングをしてくれていると期待したい。

14日は休養日。早くも春季キャンプは半分が終わった。15日からの第4クールは、16日ロッテ戦(宜野湾)、18日阪神戦(宜野座)、19日広島戦(宜野湾)と5日中3日が練習試合となる。いよいよ実戦段階に入って来た。12日のヤクルト戦で大敗した反省を生かしつつ、キャンプの締めに向かって少しずつチームとして仕上げて行きたい。

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