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貧打に大量失点 頂点へ道険し

11/26 フェニックスリーグ@天福

日本シリーズが終わった福岡と同じ九州で、若手が未来の活躍を目指して実戦に励んでいる。あのソフトバンクを倒さない限り日本一はない。その圧倒的な戦力を生み出す層の厚い競争。ファームは日本一を逃したが、2年連続で優勝している。DeNAは日本一に向け、ファームにいる選手のレベルアップが不可欠だが、頂点への道は険しそうだ。

神 321 001 000 | 7
De 000 010 000 | 1
[神]○小野(6回)-尾仲(1回)-守屋(1回)-小林(1回)
[De]●坂本(4回)-ディアス(2回)-飯塚(2回)-笠井(1回)

ポジ

飯塚は引き続き良かったと思う。この日、3安打だった井上に対して、フォークが高めに行ってしまったが、見逃し三振。その前のストレートが良かったからこその見逃しだと思う。続く長坂も外角一杯のストレートで見逃し三振。島田には強いゴロを打たれ、飯塚の足元を抜いてセカンドへ転がったが、伊藤裕の送球がショートバウンドで知野が捕れず。記録は内野安打になったが、これは処理して欲しい打球だった。しかし、熊谷を2ボールからフォークを引っ掛けさせてサードゴロに取った。

2イニング目は、伊藤裕が一二塁間の抜けそうな当たりに追いついて、回転しながらの送球でナイスプレー。フォークで三振を奪い、ストレートで詰まらせてゴロで打ち取るという良い内容だった。手ごたえを掴んで来年に向かえそうだ。

ヤジ

打順2回り目くらいからのコントロールが課題だった坂本。この試合では立ち上がりから失点した。

2アウトは難なく取ったが、小野寺に詰まりながらレフトの右に持って行かれ、宮本のダイビングも及ばず二塁打に。続く井上には粘られて、チェンジアップをしぶとくセンター前へ運ばれた。良い当たりではなかったが、飛んだコースも良かった。そして、阪神の坂本誠志郎への初球が甘くなり、レフトスタンドに飛び込む2ラン。あっという間の3失点だった。

立ち直りたい2回は、先頭の熊谷に低めを2球見極められて歩かせてしまった。初球でバントを決められ、植田にも初球が甘く入り、レフト線へのタイムリー。2アウト後に遠藤にもストレートをライト線へ運ばれて、さらに1失点。外のストレートで空振りを取った後、インサイドに行って、しっかりと捉えられてしまっている。ボールのキレ、配球に問題がありそうだ。

3回は井上、坂本と初回に打たれた打者に、連打を浴びた。井上には全て変化球で、決め切れずに最後はカットボールが甘くなって三遊間を破られた。坂本に対してはホームランを意識して、コースを狙い過ぎて3ボールにしてしまった。安易にはストライクを取りに行けないが、不利なカウントにしてしまっては相手も楽だ。最後にチェンジアップが高めに浮いてはどうしようもない。長打にならなくて良かったというようなボールだった。

島田には8球粘られて何とかサードフライに取り、熊谷には12球粘られてセンターフライ。この時、セカンドランナーの井上がタッチアップでサードを狙った。中継に入った森がサードへ悪送球して、さらに追加点が入った。4回に入って遠藤、小野寺と連続三振。ボール球を振ってくれたのもあるが、躍動感があったように見えた。

3回まではボールのキレが悪いのか、とにかく決められないという感じだった。ファームの打者でもこれだけ付いてくるので1軍だともっと苦しかったかも知れない。4回は最後のイニングというつもりで、力を出し切れたのだろうか。フェニックスリーグをここまで見た限りだと、ショートイニングに全力で行った方が良さが出るような感じはある。石田もそうだったように、短いイニングの感覚を先発でも初回から出せるようになって行く必要があるのではないか。

森が守備で2つのエラー。いずれも悪送球だった。肩の強さ、送球の速さはここまで素晴らしいプレーを見せているが、身体能力に頼ったプレーだけでなく、正確性や判断を磨いていく必要があるだろう。4回はハーフライナーで、バウンドが不規則となり、無理な体勢から強引に投げてしまい、打者走者を二塁まで進めてしまった。記録は内野安打となった通り、タイミング的には間に合っていなかったが、送球の速さに自信があるので強引に行ってしまった。正確性も兼ね備えることができるよう、練習して行って欲しい。

打線は僅か2安打。送球エラーの間に1点は貰ったが、貧打にあえいだ。2本のヒットは高卒ルーキーの田部、東妻の二塁打のみと寂しい。4回は先頭の田部がカーブを巧くすくって左中間へ運んだ。しかし、知野が三振。細川は無理やり右に転がして進塁打を打ったが、知野のところで見たいバッティングだった。結局、無得点。東妻は高めの球を右方向へ運んでの二塁打。益子が歩いたが、宮本がセカンドゴロで併殺コース。しかし、一塁への転送が逸れて、東妻がホームインした。

阪神先発の小野がまずまずの投球をしていたが、2安打に加えて5四球をもらっていただけに、情けない攻撃と言わざるを得ない。この数試合、ほとんど快音が聞かれない状態。この日は12三振とさっぱりだった。阪神のリリーフも良かったとは思うが、これは寂しい。

キジ

攻守に良いところが全くない試合だった。ベンチにいる仁志2軍監督はどのように現状を見ているだろうか。あまり良いところばかり見ても、来季には繋げられないだろうから、課題が見えている方が来季に向けた準備もできるというのはあるだろう。

冒頭に書いたように、ソフトバンクの圧倒的な強さは、キューバ勢の外国人を始めとして、潤沢な資金による補強、待遇面も含めて主力の維持、3軍を含めた育成とあらゆるところに理由があるのだと思う。

内川も不要となるくらい、次の選手が出てきているということだろう。ベイスターズ以外に興味が薄い管理人としては、交流戦がなかった今年は特にパ・リーグについては疎いのだが、いつの間にか周東はレギュラーになっているし、栗原、牧原といったところも定着しつつあるようだ。

ファームも2年連続優勝しているし、層の厚さと競争の激しさはプロ野球でも一番だろう。ソフトバンクで1軍定着のチャンスを掴むことはホントに難しいという中、何とか掴み取っている若手が、他の選手の刺激にもなっているように思う。

DeNAでそのチャンスを掴むことは、ソフトバンクに比べれば少し難易度が下がるというのは否定できないわけで、そこさえも掴めていない選手たちは、もっと必死になる必要があるだろう。

このフェニックスリーグに参加している選手たちが、ひとつずつレベルを上げることが、チーム全体の力になって行く。ソト、梶谷、井納らの去就はまだ分からないが、彼らが抜ければより一層チャンスが出て来るのだから、「ファームにアイツがいるから大丈夫」と思われるような活躍が欲しいところ。

個々の課題や取り組みはあるにせよ、フェニックスリーグでそれができないようなら、来春のオープン戦で結果を出せるとも思えない。現状ではこの程度の実力しかないことをしっかりと認識し、短いオフを考えて過ごして欲しいと思う。

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