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今年の節分はドッキリ DeNAキャンプ2日目

横浜DeNAベイスターズの春季キャンプ2日目は、124年ぶりに2月2日の節分となった。例年はロペスやソトなど外国人選手が豆まきをしていたが、今年は不在。代わりに投手3人が豆まきをし、最後はドッキリというオチ。午前中に一時、強い雨が降った影響で一部練習メニューが変更となった。

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鬼の正体は

ルーキーの入江、大学でも1年先輩の伊勢、そして何故か三嶋という3人が豆まき役を務めた。チームスタッフが鬼のお面を被り、後ろから豆を浴びせる。撮影OKというところで、鬼がお面を取ると、そこにはまさかの顔が!というドッキリ。

TBSチャンネル2/Paraviではこの後の長いインタビューをフル尺で放送していたが、それ聞く?みたいな質問も丁寧に答えていた3人。伊勢の幼稚園の気分という表現は良かったのでは。入江はルーキーながら報道陣の対応もしっかりできていて、さすが2000のギャグを持っていると自称するだけのことはある。今はまだ自重しているが、そのうち上茶谷同様、いろいろとやり出すだろう。本業も頼む。

木塚コーチ、川村コーチもこういう役を引き受けてくれる雰囲気が、今のベイスターズだなと思うし、彼らなりに無観客のキャンプに対して、ファンへ何かを発信して行こう、少しでも姿を届けたいという思いが感じられた。

124年ぶりという、いわゆる閏年みたいな形で2月2日になった節分。同様に史上初の無観客キャンプも、今年以降はもう見られないというような珍しいものになって欲しいと思う。

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沖縄の変わりやすい天気で大雨

もともと午前中は予報が悪く雨が降ることが想定されたが、練習開始の時点ではまだ晴れ間が覗いていた。全体のウォームアップ、キャッチボールと投内連携、外野手の練習までは通常通りできた。

12時頃から雨が降り出し、あっという間に強い雨に。グラウンドは一気に冠水し、午後の個別練習のバッティングは室内練習場での実施に変更された。サブグラウンドで予定していた伊藤裕の守備練習がメイングラウンドに変わり、佐野と神里はグラウンドコンディションを考慮して別のメニューに変更となったようだ。

昨年から新しい室内練習場が設けられ、雨天でも練習メニューに大きな影響がなくなっているのは、良い環境だと思う。今年は室内練習場の様子も中継でよく見られるようになっており、練習の様子を窺い知ることができた。室内できっちりと2箇所のケージでバッティングができ、同時に他の練習もできる広さなので、宜野湾市も協力して良い施設を用意してくれたと感じた。

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小池コーチ考案のフリスビー

メイングラウンドの内野では、阪口、伊勢、上茶谷、砂田、京山が入り、内野手と投内連携が行われた。ノックではファーストが中井だけになっていて、各ポジションの送球を捕り、自分もノックのゴロを捌きと忙しそうだったことが印象的だった。

一方、外野ではちょっと変わった練習が見られた。

小池コーチが考案したという、フリスビーを背走して追いかけてキャッチするという練習。外野手のメンバーは楽しみながら背走するコツを掴んでいた。距離感を保つこと、優しく捕るというところがポイントのようだ。

ノックの打球をコントロールするのもかなり難しいが、フリスビーの読みづらい動きに合わせて動いて行くのはなかなか難しそうだ。空中イレギュラーと言われる不規則な回転による変化にも対応できるように、といった感じか。

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シャドーピッチングで秘密兵器

初日は11人がブルペンに入って投球を行ったが、この日は濵口が2日連続でブルペン入りしたが、平良、平田、国吉と前日は投げていない投手が入っただけ。三嶋は連日ブルペン入りはしなかった。

雨天でメイングラウンドでバッティングができなかったこともあり、キャンプ中継は長い時間、ブルペンのシャドーピッチングの模様を映し出していた。シャドーピッチングの映像に対して、実況を入れて行く林アナはさすがだなと思ったが、大貫が持っていた器具に注目が集まった。

他の選手はタオルを指にひっかけてフォーム動作の確認をしていたが、大貫だけはボールに細いモップのようなものが3本付いたものを使っていた。調べたところ、「ロープトレーナー」というらしい。初めて見た。

ロープトレーナー
写真<右:ブキャナン投手:ヤクルト球団> 正しいテイクバックで 怪我を防ぐ! ロープトレーナーのアドバイザーは元メジャーリーガーのジョン・スモルツ氏。通算213勝をして2016年に殿堂入りしました。2000年にスモルツ氏自身が肘の故障をした...

トリプルの他にシングルもあるようだが、MLBで活躍したスモルツ投手が考案した特許を取得している器具のようだ。タオルを振るよりも実際にボールを投げるのに近い感覚が得られるのだろう。安くはないので買おうとは思わないが、どんなものか投げてみたい。

大貫はシャドーピッチングで、隣に立った濵口とグラブを持つ手の動きについて意見交換をしていた。投球フォームの中でもグラブの使い方も大事なポイントになるのだろう。昨年からさらに進化しようとする向上心が垣間見れた。

2日連続ブルペン入りし、個別練習でもシャドーピッチングに取り組んだ濵口。TBSのインタビューでは、開幕投手争いに加わることの意義を口にしていた。3月「26」日の開幕に「26」番が先発のマウンドに立てるか。2年目以降、毎年先発の軸として期待されながら伸び悩んでいる現状を打破して欲しい。

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佐野とオースティンが外野手登録に

昨年は二人とも内野手登録だったが、佐野が105試合全て外野手で出場。オースティンは僅かに1試合だけファーストでの出場があるが、それ以外は全て外野。この登録変更は当然のもので、梶谷が移籍してもドラフトなどでの補強がなかったのは、この二人が事実上、外野手だからというのもある。

これ、MY BAYSTARSのアプリでGAMEをしている人にとっては大事なところ。このゲームでは内野手を外野で使うとBPが下がってしまう。昨年だと佐野もオースティンも外野に入れられないので、サードにオースティンを入れたりしていた。今度は逆に外野手の人選が難しくなるかもしれない。

そして、本来は来日したところで入団会見を行い、発表する運びだったのだろうが、来日が当面難しいため、この日新外国人選手の背番号が発表された。ロメロが42、シャッケルフォードが049、スターリンが110ということになった。シャッケルフォードは支配下登録されれば49になるということだろう。

MLBでは全球団で欠番になっている42を希望する選手は多く、ロメロもそれを選んだのだろう。早くその姿を見たいが、緊急事態宣言もこの日、1ヶ月をメドに延長され、キャンプ合流は難しくなった。開幕に間に合うかというレベルになってきた。

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