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横浜の顔 山崎康晃が6年契約で残留

横浜DeNAベイスターズは11月26日、ファンフェスティバル2022を横浜スタジアムで開催。その冒頭で山崎が挨拶に立ち、チームや家族への思いを語った。その中で、来季も横浜スタジアムでプレーすることを決めたと残留を発表した。球団からは6年契約を提示された模様で、メジャーの夢は封印し、生涯横浜で優勝を目指す。

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JUMP WITH MY DREAMS YOKOHAMA!

11:30にファンフェスティバルがスタートし、オープニングセレモニーに続いて佐野と牧の表彰式が行われた。次は新入団選手の紹介というところで突然、山崎康晃のムービーが流れた。昨日の投稿でも書いた通り、ポスティングを使ってのMLB挑戦を希望していたので、ついにここで発表かと察した。

ムービーに続いて、康晃がステージに上がり、今回の発表の経緯を語り始めた。2022年は、CSで敗退してしまったが、これまで8年間やってきて本当にやりがいのあるシーズンだったという話で、やはりその手応えを得てMLBへ挑戦するのだなと思い、アメリカで頑張れという旨のツイートを書いていた。

「僕自身、来年この横浜スタジアムでプレーすることを決めました」

一瞬「?」となったが、行かないんかーい!とツッコミを入れてしまった。嬉しいサプライズだった。

その後、不振だった2020、2021年とベリアさんの話で涙を堪え切れず、少し中断してしまう場面もあった。2022年はパワーをもらって復活し、やりがいを感じたこと、自分の新しい夢に付いて来て欲しいと語っていた。これまで康晃は、ベリアさんの死去についてはあまり語って来なかったが、彼の中では非常に大きな存在で、人知れず苦しんで来たと思う。

クローザーは本当に大変な役割。抑えて当たり前で、打たれようものならチームがそこまでに築き上げてきた勝利への道筋をぶち壊してしまう。そのプレッシャーとも戦う中で、家族のことでも不安を抱き、心配しながらのマウンド。三嶋を始めブルペン陣と協力しながら、苦しい時を乗り越えてきた。

そんな中で悩み続けて出した答えが、横浜で優勝するという新たな夢を追いかけるというもの。ポスティングで良い契約を得られそうにないから諦めたとか、前の2年の不振で自信がなくなったからとか、言いたい人には言わせておけばいい。横浜のファンのため、自分のための決断。

JUMP WITH MY DREAMS YOKOHAMA!に秘めた思いなどは、球団公式のYou Tubeチャンネルに動画がUPされている。毎度のことだが、こういったところに携わる球団の担当者には頭が下がる。

その後、球団からは6年契約を提示されていることを明かした。三浦現監督、宮崎と並ぶ長期契約。それも、第一線で活躍できる寿命が短いと言われているリリーバーへの提示は、それらを上回る誠意と言ってもいいだろう。横浜の顔として、現役中だけにとどまらずその後も含めて長く活躍、貢献して欲しいという思いが込められているのではないか。

6年契約を満了すると36歳なので、現在のプロ野球の選手寿命からするとまだ生涯横浜というのは少し早い気もするが、前述の通りクローザーであり続けるのは難しいこと。それでも、仮に役割が変わったとしても横浜で腕を振り続けていて欲しい。

チームとしては、来季以降も康晃がクローザーとして居てくれることは非常に大きい。その一方で、元気でいる間に新たなクローザーが台頭してその座を奪ってくれることが望ましい。それは宮崎のサードも同じことだ。

6年契約ではあるが、内容によってはMLB挑戦の為の海外FA権行使は認められている可能性はある。一旦は横浜での優勝のために全力を尽くすことを誓った康晃が、横浜で夢を叶えて、さらなる高みに挑むことになれば、それは両者にとってハッピーなこと。康晃ひとりで優勝することはできないが、その大きなピースとしてチームを導いてもらいたい。

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2023年から新ユニフォーム

ファイナルセレモニーで三浦監督が挨拶し、最後に「来シーズンはもっともっと楽しんでもらえるように、新しいユニフォームの元、また皆さんと心を一つにして戦っていきたいと思いますので、来シーズンもよろしくお願いします」とサプライズでユニフォームの変更を明言した。

バックスクリーンにも「NEW HOME UNIFORM COMING SOON」と表示され、MCのダーリンハニー吉川氏から紹介されていた。時期は不明だが、今後発表となるのだろう。中日は、この日に行われたファンフェスでお披露目された。読売もサプライヤーをナイキに変更し、広島も新井新監督就任を機に変更。阪神は昨年変更したばかりで、ヤクルトも今のところ変更の予定はないようで、4球団が新ユニフォームとなりそうだ。

ベイスターズは、ホームユニフォームだけが変更となる模様。2020年から着用しているビジターユニフォームは変更しないようだ。個人的には、継承と革新というコンセプトの下、横浜ベイスターズ時代のストライプに、横浜大洋時代の大文字ブロック体のロゴが入った現在のデザインが好きなので、あまり変えて欲しくない。

横浜ベイスターズ末期の通称「暗黒ユニ」と言われるYネックのようなデザインにはして欲しくない。DeNAとしても12シーズン目となるので、一度横浜ブルーにマイナーチェンジはしているものの大きく変更する時期でもあるのかも知れない。次の10年、悲願の優勝に向けてというところでもあるだろう。

ファンフェスで発表しなかったので、来年に入って2023年のシーズンスローガンとともに発表という可能性が高いか。今年もBBBの映画公開についてはファンフェスで発表はなかった。康晃残留のインパクトが強いし、来週以降少しずつ情報出しをしつつ、来季に繋げて行くのだろう。

個人的には、今年はtvkのユニフォームプレゼントが当選し、牧のサイン入りホームユニフォームをいただいた。結局、横浜ブルーのホームユニフォームは買わずに終わってしまった。DeNA初年度に選手時代のラミレスのユニフォームは買っているが、デザインによっては考えたいと思う。どうしても青くしたいのでビジターを選びがちになるが、新ユニフォーム発表を待ちたい。

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ベイスターズらしさ全開のファンフェス

2022年もまだコロナ禍にあるが、これまでの2年よりもWithコロナが進み、対策を講じながら触れ合いができるようになった。一方で、この機に始まったYou Tubeでの生配信によるオンラインとの同時開催も定着しつつある。

オープニングセレモニーから康晃のスピーチまではハマスタ、You Tubeともに共通。ハマスタではその後、新入団選手の紹介が行われた。入団発表はまだだが各選手が紹介され、ハマスタに登場した。育成2位の鈴木蓮は、ユニフォームのネームが「REN」になっていたので、登録名が蓮になるのかね。

松尾の背番号5の姿も見られたし、10人のルーキーが楽しみだ。早速、松尾から振られた蓮が、アクロバティックなバク転を見せるかと思いきや、でんぐり返しをするというボケで笑わせてくれた。

Buddy☆Up対決では、大貫と濵口のコンビがアウトドアのキャンプ仲間として登場したが、大貫は探偵、濵口は自分でも行っていたが数週間山籠もりをしていたかのような風貌にインパクトがあった。恒例の大和のウィンクも見られた。

Show☆Upステージでは、梶原、知野、益子がカラオケのように歌声を披露した後、上茶谷と大田は、大田の登場曲であるBon joviの「It’s My Life」で登場。黒いマントを脱ぐとなかやまきんに君のようなタンクトップ。彼の持ちネタである飴玉ゲームをして爆笑を獲った。最後、上茶谷が1つだけキャッチに成功して終了。ちょうど曲がネタと一致していたということだが、大田も完全にお笑い要員になってしまったようだ。

牧が今年もスラムダンクの牧として登場し、テーマ曲を熱唱。自ら「牧が好きだと叫びたい」と歌った。ロードオブメジャーのボーカル、けんいち氏が登場し、宮崎本人とともに登場曲の心絵を熱唱した。宮崎は熱き星たちよでも美声を披露しているが、ファンの前でここまで歌うのは初めてだろう。ご本人登場で自分の登場曲では歌うしかない。

後半は、夢のMatch☆Upということで監督やコーチが選手として出場する軟式野球が行われた。冒頭から番長イジりで、上茶谷監督、粟飯原がリーゼント(正しくはポンパドールなのだろうが)のズラを付けて登場。粟飯原は自分の名前を「粟飯原大輔です」と言うなかなかの強心臓ぶりだった。

石井、鈴木、相川コーチが打席に立ってオールドファンを沸かせた。三浦監督は代打で登場し、石井琢朗投手から左中間への二塁打で見せ場を作った。梶原、小深田がホームランで魅せ、最後は宮崎が特設のフェンスを大きく超え、リアルなフェンスギリギリという特大のサヨナラホームラン。全員でデスターシャで締める最高の展開だった。

オンラインとしてYou Tubeでの配信は、荒波氏が進行を務め、交流戦でも登場した鬼越トマホークがゲスト。最初は、残留を発表したばかりのヤスアキマイク。三嶋の隣に座り、二人並ぶ姿には感慨深いものがあった。平田、大田もトークに参加し、盛り上げてくれた。

BAY☆TALKは、今年は1998年組。牧を中心に、ベイスターズの一大勢力になっている世代。昨年は牧のおいしゅうご丼が誕生したハマスタキッチンは、テーマがおつまみ。トッピングを選手たちがチョイスし、今年もタイトルがコメントで決定した。大喜利のコーナーは、上茶谷師匠が登場。三浦銀二、森原、森と対決した。

第一部は、ライブ配信がアーカイブとして残っているので、現地に行っていたり見ていない方は、ぜひ。いずれリンク切れするかも。

第二部は、今年のベイスターズを席巻した「デスターシャ」の生みの親であるサワヤンが登場し、テレビゲームのマリオカート8での対決が行われた。もともと佐野がマリオカートを好きで、サワヤンゲームズでのマリオカート実況配信を見ていて、ホームランの時にデスターシャと言い始めたことで、ベイスターズ関連では大きく広まった。

佐野、桑原、牧の3人が、兄であるサワと勝負しており、こちらもアーカイブで残っている。

牧は、リアルで行われた夢のMatch☆Upに監督として出場し、途中でマリオカート対決に参加。その後、再びハマスタのグラウンドに戻るという大忙しのスケジュールになっていた。

京田が中日のファンフェスに参加し、一塁へ出塁してデスターシャをしていたようだ。彼もデスターなので、この日はサワに負けてしまったクワと入れ替えて、次回はサノス、牧、京田の最強布陣で勝ちに行って欲しい。

ゲームのことを知らない方には何のこっちゃという感じだろうが、サワヤンゲームズは特に若い子達には人気があり、この日はサワヤンゲームズも同時にこの対決を配信していた。野球、ベイスターズに全く興味がない層にも僅かながら触れてもらえたし、野球選手でもマリオカートやってるんだと親近感を持ってもらうことは悪くないのかなと思う。

ハマスタでは退場時の選手見送りで少し問題があったようだ。コロナ禍で制限がまだある中で、いろいろと考えてくれた企画ではあるが、うまく行かないところもある。もっと触れ合いたいとか、落選してしまったとか、不満な部分もあるかと思うが、全ての人が満足する形にするのは困難な中で、よく企画してくれたと思う。山崎が途中で、球団の1、2年目の若手が企画してくれて、と紹介し称賛していた。

昔と違って無料でもないし、イベントによっては高額なものもあるのは分かるし、遠方からこの為に来ているファンもいる。年に一度のイベントなので、ルールを守った上で多くの人が楽しみ、笑顔になってもらいたい。来年はこの場で優勝を祝えるようなシーズンになれば最高だ。

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