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バウアー、3度目のライブBP 中4日で16日の第3戦か

横浜DeNAベイスターズは10月11日、クライマックスシリーズ(CS)のファーストステージに向けて横浜スタジアムで練習を行った。バウアーが6日に続き、復帰後3度目のライブBPに登板した。97球を投げ、ストレートは前回に続き151キロをマーク。復帰への手応えを掴んだ。

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三浦監督「CS間に合った」

先週日曜のバウアーのYou Tubeに動画がアップされていたが、DOCKでの松尾や蓮といったファームのメンバーとのBP、6日のハマスタでのBPに続く3度目の登板となった。今回は、牧、林、京田、伊藤、山本、蝦名、アンバギーといったメンバーと対戦したとのこと。

97球を投げてヒット性の当たりは7本、4四球。おそらく試合後に4APPにデータを入力し、現状の投球内容をレビューしていると思う。バウアーがいつもYou Tubeで公開している、投球への準備ができているかどうかも数値化しているはず。

「自分としては投げられる準備はできたと思う。最終的には三浦監督がどう判断するか。先発でいけといわれたらいけますし、リリーフでいけといわれたらいける。万全でないと判断してメンバーから外れるならそれも受け入れる。一番大事なのはチームが勝利するために与えられた役割でベストを尽くすこと」

サンスポWeb版記事より

それを踏まえての発言ではあるが、少し無理をしているのかなとも思う。ライブBPでも打者との感覚は取り戻せるし、何よりチームメイトにとってはCSに向けてバウアーのボールを見て調整ができるのは大きい。ただ、バウアーの以前の調整を見ると、実戦での登板は必要だったと思う。

この投稿を書いた時は、まだDOCKでライブBPを終えたらしいという程度の情報しかなく、結果として6日にハマスタでライブBPに登板した。その際に、次回はフェニックスリーグではなく、11日に再びライブBPに登板する予定であることを三浦監督が明かした。

バウアーと相談した上で最善の選択をしたとは思うが、時間があれば実戦で投げたかったはずだ。ライブBPはあくまでも練習なので、違う部分はあると思う。三浦監督は、ライブBPでのボールの強さや精度を見た上で、試合ではアドレナリンが出てさらに力が出ると判断し、「CSに間に合ったと思う」とコメントした。

バウアーのCSで投げるという強い意志と、それに向けた準備、自らのメンテナンスを含めた脅威の回復力からCSでの登板にGOサインを出した。登板日から逆算すると、宮崎まで行ってフェニックスリーグで投げるよりもライブBPで補うという結論に達したのだと推測する。

三浦監督は登板日も含めて起用方法を明かさなかった。バウアーはリリーフでも投げると言っているので、その可能性もあるが、三浦監督のこれまでの起用を見る限り、その気持ちに応えて先発で1試合任せると思う。

既にファーストステージでは、初戦に東、2戦目に今永で臨むことを明言している。ファイナルステージへ勝ち進んだ場合の初戦も大事な試合だが、ファーストステージで敗退すれば、バウアーの登板がないまま終わってしまう。ライブBPを終えたばかりなので、これから翌日以降の状態を見て最終判断になるが、中4日で16日の第3戦を任せるのではないか。

東と今永で連敗して敗退であれば、これは仕方がないと思う。1勝1敗ならバウアーに託すことになる。連勝でファーストステージを勝ち抜いた場合は、18日のファイナルステージ初戦になりそうだ。

ファイナルステージのどこかで登板があれば、くらいに考えていたのでマツダは見送ってしまった。16日だけ行くにしても、前日まで試合があるか分からないというのが難しいところ。だが、ベイスターズで、あるいは日本で最後かも知れない登板、現地で目に焼き付けたい気持ちはあるが、仕方ない。

バウアーが16日に先発し、もし勝ち抜いた場合は、甲子園でもう一度先発がありそうだが、これも3連敗だとバウアーまで回らずに終わってしまう。バウアーが最後にどんな姿を見せるのか。ケガをした甲子園で再び登板し、チームを勝利に導く姿は見られるだろうか。

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CSの陣容~先発編

バウアーがCSで復帰する見込みになったことで、投手陣の陣容も見えて来た。まずは、先発投手から。

◆1stが3試合の場合

Stage日付相手DeNA
1st14土床田
1st15日森下今永
1st16月大瀬良バウアー
Fin18水村上大貫
Fin19木大竹石田
Fin20金伊藤将
Fin21土才木今永
Fin22日青柳バウアー
Fin23月西勇平良

◆1stが2試合の場合

Stage日付相手DeNA
1st14土床田
1st15日森下今永
Fin18水村上バウアー
Fin19木大竹大貫
Fin20金伊藤将
Fin21土才木今永
Fin22日青柳石田
Fin23月西勇バウアー

広島も新井監督が先発を公言しており、床田、森下の順になる。九里と大瀬良はブルペンに入るようだが、3戦目を考えるとDeNAキラーの大瀬良になるのではないか。今年の成績で考えれば九里が妥当だが、DeNA戦はやや数字が悪い。

ファイナルステージの阪神は、現時点では並びは全く分からない。今のところ6人の先発をそれぞれ登板させるのではないかと言われている。西勇までしっかりと6枚並ぶところが、さすがの投手陣。1勝のアドバンテージがあるので、最初の2試合で勝つことが重要。今年の投手陣を引っ張った村上、大竹が妥当だが、どちらの投手もDeNA戦はそれほど良くはなかったので、どうなるか。

DeNAは、まずファーストステージで先発する東と今永をファイナルステージのどこへ持って行くか。短期決戦なので早めにリリーフに交代し、中4日で回すことも考えられるが、現状のDeNAはリリーフに不安がある。そのため、東や今永に長いイニングを任せた方が良いという判断に至る可能性がある。

そうなると、100球を超えて来る可能性があるので、レギュラーシーズンではやっていない中4日ではなく、中5日で回すことを考えるのではないか。まだファイナルステージを勝ち抜いていないので、ここの予想を一生懸命しても仕方ないのだが、こういうことを考えるのもCSの楽しみ方。

ファーストステージが3試合の場合は、大貫に初戦を任せ、2戦目をどうするかということになる。経験、相性を踏まえて石田かなというのが現時点の予想。ファイナルステージが6戦まで縺れた場合は、基本的には行ける投手を全て使うことになるのだが、現状では平良が良いと思う。立ち上がりに不安がある濵口ではなく、平良で4イニングくらいをしっかりと抑え、リリーフを総動員するという形にしたいところ。

先発は東と今永で失点を重ねるようなら諦めるしかない。バウアーは実戦にはぶっつけ本番になるが、彼の経験値と能力に期待したい。大貫がレギュラーシーズン終盤から復調しており、その投球ができるのであれば4枚が計算できる。石田や平良が5回という制約にとらわれずに全力で行って、抑えてくれればという目算になる。

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CSの陣容~救援編

レギュラーシーズンの終盤、ENEOSとの練習試合ではリリーフに不安が残った。はっきり言って現状、信頼できるリリーフがいない。森原は、練習試合の登板を回避した。ブルペンでの投球はしているが、こちらも実戦からはかなり長く遠ざかっており、登板させるのは少し怖さもある。クローザーとしては起用できないだろうから、ウェンデルケンが引き続き務めることになるだろう。

そのウェンデルケンも、森原の代役で3セーブはマークしたが、レギュラーシーズン終盤から少し状態が下がり始めている。ただ、経験も能力も申し分ない投手なので、彼は何とかしてくれるだろうと期待している。クローザーが最後の砦なので、ここだけは崩れないでいて欲しい。

エスコバーはレギュラーシーズンの序盤に苦しみ、ファームで調整して少しモデルチェンジした。最近の登板では155キロを超えるボールも見られるので、期待感はある。ただ、過去のCSでは苦い思い出が多い。マツダでも13.50と打ち込まれているので、安心して投げさせられる投手とは言い難い。

伊勢もまだ本調子に戻ったとは言えず、昨年のような安心感はない。チーム別では広島戦が一番良い防御率なので、そこに期待したい。今季はリリーフに回って大活躍の上茶谷は、レギュラーシーズンの終盤から状態を落としており、不安が残る。

ENEOSとの練習試合でも書いたが、投げているボールとしては石川、宮城の方が良いので、彼らを使いたいところだが、CS初出場ということで本来の実力が発揮できるか未知数。今後も考え、腹を決めて起用したいところ。

フェニックスリーグで調整している山崎、三嶋は状態が良ければ呼ばれるだろう。山崎は経験も豊富だし投手キャプテンなので、CSこそブルペンを支えて欲しいのだが。直近のボールは見ていないのだが、そういう意味でもどこかでブルペンに入れるかも知れない。

平良や石田がブルペンで待機する試合もあるとは思うが、やはり前述の通り、先発投手がかなり頑張らないと苦しい試合になりそうだ。ここまで書いて来たが、投手陣がいくら頑張っても、現状の打線では援護できずに終わる可能性が高い。バウアーが復帰して先発が充実したとしても、打てなければ勝てない。7月に3本柱でスイープされた苦い記憶を忘れてはならない。明日は打線について考えたい。

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